では次に、築炉という私たちの仕事が、どんな事を指すのか、いくつかの具体例を
示しながら紹介していきましょう。炉の相談もお気軽にお問い合わせ下さい。
01 窯業炉・工業炉
私たちには、相反する要求が常に社会から求められます。伝統の技を後世に伝えること
そして、最新のテクノロジーの受け皿になり得る技術です。高温・超高温・リサイクル
耐酸・耐アルカリ・耐水・耐磨耗・溶融・化学反応、ありとあらゆる産業の基盤の中に炉は
存在します。そして次々新たな課題が生まれ、解決の方策が求められていきます。
一方、日本の産業革命、戦後の高度成長を支えた窯業炉と、さらに歴史と文化を司る
伝統的な和窯・登り窯を始めとする焼物の世界。製品の精度と、歴史的な遺産を頑なに
守る伝統的な技と、計算だけでは生まれない奥深い世界。常にこうした条件の違う中で
その時々に応じた仕事を、お客様と共に考えていくのが、この世界なのです。
02 焼却炉
ダイオキシンを始め有害物質排出に対する環境基準は年々厳しくなります。そうした
条例を遵守し、尚且つ安定した稼動をするための燃焼技術、効果と効率の両方が
求められる、ゴミ焼却や、無煙を実現したペット焼却炉。外から見えない部分にも
私たちの知恵と技術が活かされています。
03 パン・ピザ・バーベキュー(インターネットを介した新たなつながり)
私たちの会社は、元々は、東濃・瀬戸といった地元の窯業産業を背景とし、海外
プラント輸出等を行ないながら戦後の日本の工業化に伴って様々な工業炉を
手がけて参りました。インターネットの世界が広がり、従来外の交流が広がる中で
本来、結ばれなかったであろう、日本全国各地の個人を含めたお客様との交流が
可能になり、こうした分野へも業務の拡大をしています。というよりも、今までは
こうした分野こそ、築炉の技術が行き届かず、情報の錯綜と誤解によって、問題の
ある炉の設計・施工がなされていた分野なのです。まずは、炉材の正しい知識を
広め、お客様の自作であっても、お手伝いが出来ることが、弊社の喜びなのです。
04 耐火炉材販売 セラミック開発
耐火煉瓦や耐火モルタル、比較的簡単に入手できるものから、メーカーに発注して
二ヶ月待つような製品もあります。また、現状、私たちのような業者向けの商社や
問屋はありますが、マーケットが小さすぎて、小売が成り立たないのがこの市場です。
弊社の在庫は、緊急工事を含めた自社現場用の在庫ですが、納期に時間がかかる
ものが多く、ある程度の在庫を常に所持していますから、耐火煉瓦1個から発送は
可能です。どんな在庫が、どれくらいあるのかは、お確かめ頂くと確実です。近隣の
方は、商品知識の習得と兼ねて、覗きに来て実物をお確かめ下さい。時には期限の
ある在庫が期限切れ間際の際は、お安く出せる場合もあります。

商品の購入等については、後のページでも紹介をしますが、1点御留意下さい。
標準的な耐火煉瓦1個の重量は3.6キロ前後あります。宅急便で送るには無理が
あり、普通のトラック便になりますが、人間が手で持てるのはせいぜい30キロまでに
分包するか、もしくはパレット積載で送るかになります
。分包の場合は、それぞれを
例えば木枠で補強して梱包をします。梱包代が若干必要になります。逆にパレット
積載の場合は荷卸の機械(フォークリフト・ユニック)が必要になります。
お問い合わせ頂ければ事前に、送料の見積もりも致します。お気軽にご連絡下さい。
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